2008年10月26日

致命的な失敗を個人の責任にして溜飲を下げてもしょうがない

青森県職員つうこんのいちげき 知事、記者会見で落涙 5品種の登録料計3万円払い忘れで新品種の登録取り消し 24年間かけて開発したリンゴなど: 天漢日乗

結論から言えばこの手続きを忘れた職員がマヌケということになるんだけど、それ以上に問題なのがこの職員一人がミスをしただけで取り返しのつかないトラブルになってしまうことだろう。単純にチェックを二重にしておけば気がついた可能性が高いし、そうでなくても再度申請がおこなえるなら致命的な問題にはならなかった。要するにシステム側に根本的な欠陥があったということに他ならない。

ブックマークコメントにはあまり見あたらないけど、この手の問題が起こると「失敗者をつるし上げろ!」「腹を切って死ね」みたいな意見が出ることはよくある。でもシステムは元々「人間はミスをするし忘れる」という前提に基づいて作るべきであって、「失敗者が制裁される」→「万歳!悪は滅びた!!」という思考回路では何も解決しない。むしろそれどころか、システム・制度の根本的な欠陥を見過ごす・忘れるという悪影響すらある。

もちろんこのミスをした職員は何らかの責任をとるべきだとは思うけど、それ以上に優先すべきなのはシステム・法制度の改善と(可能なら)救済策を模索することだろう。腹を切ったり首を切ったりするよりも、そちらの方がよほど「責任をとった」ことになると思うよ。

タグ:社会 行政
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