2009年03月18日

Webでまともな議論をしようなどと考えるのは無駄

ネット上での議論について

Webでの一般的な議論の流れは以下のようなもの。*1

  1. 誰かが何かしらの意見表明をおこなう。発表場所は特に問わない。
  2. 1に対して何らかのレスポンスがされる。SBMやBlogのトラックバック・コメント欄が一般的。*2
  3. レスポンスに対しての反論、意見修正、謝罪などのレスポンスがおこなわれる。修正や謝罪以外なら1で意見表明した本人である必要はない。*3
  4. 2と3が繰り返されたり、自然消滅したり、まれに和解・円満解決することもある。

1だけではどう考えても「議論」にはならないから、最低でも2までは段階を踏む必要がある。もちろん現実的には3から4の辺りで「議論」と認識されるのが一般的だろう。では3や4の段階までWebのやりとりが続いたとして、増田のエントリで「議論に必要なもの」と書かれているものはいくつ用意されているのか見てみる。

  • アジェンダ
  • ゴール
  • 場所
  • 期間
  • メンバー+リーダー(仕切る人)
ネット上での議論について

まともに考えれば「場所」ぐらいで、他にはなにも(決まって)ない*4。そもそも1の段階で反論や反響を予想して議論したがっていたかも不明なので、アジェンダもクソもないだろう。まあ「閲覧自由なところで意見表明すれば反響があるのは当たり前だろ」は正しいのだが、「俺の意見はいつだって議論上等だぜ」などと考えて書いてる奴は恐らくかなり少ない。Blogならほとんど「Webの日記」と認識されているのでなおさら。

結局Webでの議論は

  • 反響があるのかどうか不明な状態で意見をブロードキャスト。
  • 不特定多数から(議論だと主に)反論が返ってくる。
  • 否定・反論されれば気分が悪くなるので再反論。*5
  • 話の前提、知識、(主に言葉の)定義、結論などがすり合わされず、そもそも「合意する気」が毛頭ないので話がまったくかみ合わない。
  • 同じ話の繰り返し、揚げ足取り、罵倒、非難合戦、人格攻撃辺りに発展し、うんこの投げ合いにしかならなくなる。

という流れになる可能性がかなり高い。そもそも「誰でも乱入可能」な状態ではまともにゴールを設定すること自体が困難だろう。

Webで「議論」と呼ばれているのは何らかの合意(結論)を導き出すためのものではなく、「自分の言説の正しさを相手や周りにアピールする」「自分の言説の正しさを相手に認めさせ、意見を変えさせる」「相手の正しくなさをとにかく目立つように叫ぶ」「とにかく黙らせれば俺の勝ち」ぐらいの登録不要無料Webゲーム辺りと見た方が自然。

*1:何かのフォーラムなど元々ディスカッションをするための場所は除く。

*2:掲示板ならそのまま返事するという形になる。

*3:枝分かれした話題の方が盛り上がることもままある。

*4:その場所すら変わることがある。

*5:人によってはここで「攻撃された」と感じる場合もある。

タグ:blog 議論
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