2009年05月12日

「はてブには反論できない!卑怯だ!!」問題

この手の話を見て毎度思うのはなぜ「はてブのコメントは評価・反論され(でき)ない」と考える人が出るのか、というところ。*1

プライベートモードでもない限り、はてブはどこからでも閲覧できておまけにパーマリンクも存在するのだから「反論できない」という状態はまず発生しない。SNSのような「閉じたコミュニティで何かを書かれている」という場合なら見ることすらできないので「反論・評価できない」という状態に陥るが、閲覧・引用・コピー・魚拓等の行為に特に何の制限もかかっていない状態でそういう結論に至る理由がよくわからない。Blogで引用するなり、同じはてブ上でIDコールするなり、メタブクマするなり、どこかの掲示板に晒すなりと好きにすればいいじゃないか、という感想しか持てない。

「同じサービス上に評価システムが搭載されてない」という意味ならば、ほとんどのBlog(サービス)にも評価システムは用意されていないか、あるいはプラス評価しかできない拍手ぐらいしか存在しない*2のだから「Blogのエントリは評価・反論することができない!卑怯だ!!」という話も成り立つと思うが、そういった話はほとんど聞いた覚えがない。*3まあ実際に(コメント欄とトラックバック欄が両方閉じられていても)他の手段で反論やら何やらがおこなわれているわけで、「反論できない」という状態になってないのは見ればわかる。

ただこういう話になると「Blogとはてブは違う!はてブは『メタブクマしてもわかりにくい』とか『IDコールしても無視される』という事態が発生する!」という意見が出てくることが多いが、先回りして結論を書いておけば「それは反論・評価の有無とは関係ないよね」ということになる。はてブでBlogなどのエントリに効率的に反論・異論を唱えることができると感じるのは、単にはてブを知っているか、もしくはエントリそのものからはてブへのリンクが張ってあるからに過ぎない。いくらはてブで「これはひどい」というタグと共に盛大にDisしても、エントリを書いた本人がはてブをまったく知らず、リンクもなければ(将来はわからないが)見ることもないだろう。閲覧状態の非対称性はどこにでも存在する。

要するに「反論できる」のと「反論した意見が相手に届く」のと「反論した相手が意見(態度)を改める」はすべて別の問題だということ。そして、それははてブに限らずほとんどの発信ツール・媒体はそのようにできているのだから、別にはてブに限った話ではない。ただ少なくとも、プライベートモードでないはてブは(Blogやニュースメディアや普通のWebサイトと同じように)「反論できる」という特性までは間違いなく備えている。

まあ「反論できない」が「Blogなどで引用するのは面倒(あるいは心理的に嫌)だし、はてブ上でIDコールやメタブクマを使うのも嫌だし、相手には評価やコメントが絶対に届くべきだし、届いたら反応すべきだし、その反応は『私が悪かったです。これからは心を入れ替えます!』というものが返ってくるべきだよね」という実装がされた反論サービスがないという意味なら確かにそうなので、もしそうならその辺りを略さずに書いておけばわかりやすくなっていいと思う。実際にそんなサービスが提供されるのかどうかは別として。

*1:リンク先のエントリを書いた人の話をしているわけではない、念のため。

*2:まれに「何段階かの星などで評価できる」というシステムが組み込まれているBlogもある。

*3:コメント&トラックバック欄は任意で閉じることができるし、そもそも「評価用」のシステムではない。

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