2009年07月15日

ついったー部がGoogleアドセンスに広告を出してた

「Twitterがアドセンスに広告なんか出してるのか!」と思ってよく見たら、リンク先ははてなグループのついったー部だった。*1

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はてなのサービスで個人が広告を出すというと、以前にIT戦記で同じようにアドセンスに広告を出して揉め事っぽくなっていたのを思い出す。

Google Adsense の件について - IT戦記

この時は「個人(無料)Blogが広告を出すなんて!」みたいな反応が目立った記憶があるけど、当時も今も(spamまがいの)情報商材系サイトで無料Blogを使いつつアドセンスに広告を出してるのをたまに見るので「そんなに驚くことか?」という感想だった。

あとは「金で個人が集客するのは汚い」「見損ないました」的な反応もあった*2けど、今回も「金でTwitter(部)に人を呼び込むのは汚い」みたいなことを言い出す人が出てくるのだろうか。

*1:まあ表示と実際のリンク先が違うという可能性もあるけど。

*2:いわゆる「揉め事」はこっち方面の話だったはず。

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2009年05月19日

「はてブに反論するのはコストが高い」問題

「はてブに反論できない!卑怯!!」→「反論できますが何か?」→「出来るかどうかは問題ではない。コストの問題だ」→「『コストが高い』の根拠が不明なんですが?」という一連の流れの話。

この話はいくつかのテーマが込み入っているので、複雑にならないようにそれぞれに分解して話を進めたい。

技術的・物理的に反論できるか否か

このBlogで最初にエントリにした「はてブには反論できない!卑怯だ!!」問題 - インターネットくださいはこの部分に限った話をしている。要するに「実際に反論することが可能か」という部分。自分の結論としては「出来る」であって、根拠は「(プライベートモードでなければ)公開されている」「自由にアクセス、閲覧、引用などが可能」という点で、あとは「(はてな)IDが明記されている」も挙げられる。

この部分におこなわれた明確な反論はなかったので、これは「反論できる」という結論にして構わないだろう。もちろん「やり方がわからない」という人はいるだろうが、「わからない」と「出来ない」は違うのでそれは「Blogで引用したり、リンクを張ったり、IDコールすればいい」ということを教えてもらったり勉強すればいいという話になる。

反論の「コスト」とは何を指しているのか問題

「技術的に反論できる」という点は明確になったので、「反論方法がわからない」という人以外は単純に「反論したいか/したくないか」という話に行き着く。要するに本題の「はてブに反論するのは普通のBlogよりコストが高い」ので「反論したくない/する気にならない」という問題。*1この「コスト」も論点を明確にするために二つに分解して考える。

物理的なコスト

「物理的なコスト」とは具体的に「お金」「時間」「手間」などの「実態を持ったコスト」を指す。要するによく「コスト削減」と叫ばれる「コスト」と考えるとわかりやすい。

話や議論の流れを見た限り、この「物理的なコスト」として例に挙がっていたのは「はてなIDを取得するコスト(時間と手間)」ぐらいしか見あたらなかった。もちろんアカウントを持っていない場合に(メタブやIDコールをするために)アカウントを取得するのはコストになる。ただ反論としては「(すでにブクマがされているBlogエントリ等があるのだから)追記して反論すればそのコストはなくなるし、反論の手段ははてブ経由じゃなくても普通に可能」というものが真っ先に上がっていたし、「あるサービスを利用するにはIDを取得するのが一般的」という点から、はてなアカウントだけ特別のように扱うのはあまり適切には思えなかった。*2はてブを使えばBlogより手軽に、あるいは同じ土俵で便利に反論できるというだけで「はてブでなければ反論できない」という話ではないのが理由。

他には「反論自体がコストだろ」とか「(はてブにコメント欄がない関係で)コメント欄に比べて簡単に反論できずコストが高い」という意見はあったが、前者は「何で反論したってコストはあるだろ」という話になるだろうし、後者は「コメント欄が閉じられているBlog(もしくは元々ないWebサービス)などとの明確な違い」が挙げられている例は見あたらなかった。はてブに比べてBlog追記等は面倒なので「コストが高い」という話はあったものの、ここでテーマになっているのは「反論できないとは考えられていないBlog(など)と比べて『コストが高い』かどうかの問題」なので、「はてブ(相手)側の手間」を引き合いに出しても何の意味もない。*3

結論としては「はてブで反論・反応したい」と考えたときに「はてなアカウントを持ってない」ので「はてなアカウントを新規取得する」という場合のみに「(Blogに反論するのと比べ)アカウント取得のコストがかかる」ということになる。ただ繰り返すが、「Blog(など)の追記という形を使う」「すでにはてなユーザである」「サービスの恩恵を得るためにアカウントを取得するのは当然(なので特別なコストと勘定しない)」という場合は「コストが高い」という状態は発生しない。

心理的なコスト

「心理的なコスト」とは要するに「やらない/やりたくない理由になるもの」を指す。今回の件に当てはめて言い換えると「私は○○という理由ではてブに反論したいと思いませんよ」あるいは「私は○○という理由ではてブに反論するのが面倒だと考えていますよ」の○○の部分になる。当然だがこれは「自分がこう感じている・考えている」という話であり、物理的コストのような「実態」は存在しない。あくまで「心理的な問題」ということ。

はてなブックマークコメントにはPermalinkもidコールもあるのに、なぜ「反論するコストが高い・面倒」と思えるのがとても不思議なので、その根拠を教えてほしい - import otsune from Hatenaのブックマークコメントやコメント欄で多く述べられている「理由=コスト」はほとんどがこの「心理的なコスト」の話になっている。少し言い回しを変えれば「自分が(技術的には可能だが)積極的に『はてブに反論しない』と決めるに至った要因」とすれば意味合いがわかりやすいかもしれない。

全部は書けないが、具体的に挙がっていた理由・例をいくつか並べていくと以下のとおり。

  • はてブ(SBM)はBlogではないと認識しているから
  • (はてブに比べて)Blogで反論しても読む人が少ないから
  • はてブにはコメント欄やトラックバック欄がないから(0クリックで反論が読めないから)
  • はてブにはたくさんのコメントが書かれる(ことが多い)から
  • はてブに比べてBlogの方が手間がかかるから
  • 必死に思われてかっこ悪いから
  • 「コメント一覧ページ」から心理的な圧迫感を感じるから(UI・デザインの問題から)
  • はてブに反論している人を(自分は)見かけないから
  • 俺の美学に反するから
  • 俺のジャスティスに反するから
  • とにかく面倒だから

全体的な傾向としては何らかの理由で「(Blogとはてブは)公平に感じない」という辺りに落ち着くように見える。ただ繰り返すが、これは「自分がこう考える理由」か「みんながそう感じているであろうと推測した理由」であって、「そう感じない人間」には当然コストにならない。上で挙げた例を取れば「反論するのが必死だと思われるのでかっこ悪い」と感じる人にはこの理由はコストになるが、そういう認識を持たない人はコストにならないので「何でそれが反論しない理由になるの?」という結論にしかならない。

要するにこれらの理由は(時間や金などの)物理的な代償が存在する「物理的なコスト」と違い、一般化することはできないあくまで「個人的な理由」に留まる特徴があるといえる。*4

「心理的なコストを『コスト』と呼ぶのは正しいのか」問題

「はてブに反論するコストが高い」というのは、要するに「反論する心理的なコストが高い」という話だと考えればいいだろう。

ただ「心理的なコスト」というのは前述の通りに「俺はある理由でそれをやりたいとは思わないよ」ということなのだから、単に「俺は○○が嫌いだよ」という意見とほとんど変わりはない。これは同じ「○○が嫌い」という人同士ならコストの一致をみるが、「○○が嫌いでない人」「○○が好きな人」では当然コスト感覚が合わない。

例としてこれを食べ物の話に当てはめると以下のような話になる。

「カレーと牛丼は同じ500円だが、俺はカレーが嫌いなのでカレーを注文するのはコストが高い」

この場合、「500円」というのが「物理的なコスト」で「嫌い」というのが「心理的なコスト」になる。

さて、このときの「コスト」という単語の使い方にはしっくり来るだろうか?個人的にはしっくり来ない。本来コストというのは500円の部分にのみかかるべきであって、「個人の好き嫌い(注文したい/したくない)」を「コスト」と定義するのは無理じゃないのか?という印象を持っている。

もちろん「俺は嫌いだから注文しない」は尊重されるべきだし間違ってはいないが、それを元に嫌いじゃない人に向かって「コストが高いと思うだろ?だからお前も注文しないだろ?」と力説(説得)されても困るだろう。ここでカレーの不味さを延々と説いても意見の一致をみるわけがないのだから、ロジックとしては好き嫌いの入る余地のない「値段」つまり「物理的なコスト」で話さないと意味がないということが理解できるのではないだろうか。

カレーで例える今回の件

今回の「はてブの反論コストが高い」問題は以下のような問答が延々と続いているようなものだと考えればいい。

  • A「私はジャガイモが嫌いなのでカレーが嫌いです」
  • B「なるほど、それはわかりました。で、具体的に牛丼と値段がいくら違うんですか?」
  • A「生煮えの人参も嫌いなんですよ。だからカレーが嫌いです。みんなが嫌いな理由もこれだと思います」
  • B「カレーが嫌いなのはわかりましたし、それも否定しません。値段がいくら違うかと聞いてるんです」
  • A「一晩おいたカレーなんて最悪ですね。ドロドロじゃないですか。あなたは変わり者だから好きかもしれませんが」
  • B「いや、だからですね……(略」
  • A「カレーが嫌われるのはやっぱり見た目の(略」
  • (略

これじゃ絶対に話がかみ合わないよね!

*1:ひいてはそれが「卑怯だ」とかその辺りの感情に行き着くのかもしれないが、このエントリでは話が複雑になるので触れない。

*2:例えばこれは「Twitterを使うにはアカウントの取得が必要」とか「livedoor blogを始めるにはlivedoorのアカウントの取得が必要」という話をしているのと同じで、反論に限らず使用していないサービスで何かをしたいなら新規アカウントの取得は当然。

*3:というよりこの段落の話としては何の関係もない。

*4:もちろんコストを感じる人数が多かったり少なかったりという違いはあるが。

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2009年05月14日

「はてなブックマークさん」という人間は存在しない

「はてブには反論できない!卑怯だ!!」問題 - インターネットください

上の記事関連で気になったことをいくつか。

一言で言うと、単純にめんどくさい。議論の軸を再構築するのがすげーめんどくさい。しかもブコメした側の土俵に発信側が歩み寄って行う必要があることが多いので、反論すればするほど必死だなお前という絵になりやすいし、gdgdになると誰もいい思いをしない。

はてブコメントの良し悪しについて - Life is Really Short, Have Your Life!!

「俺が反論するのがめんどくさい」「必死だと思われるとかっこ悪い(のでやらない)」を「反論できない」に変換する人がいたらそれは「変えすぎ・略しすぎじゃないの?」という感想しか持てませんが、まあ「俺は言葉の意味を自由に定義して語るぜ!」という人はWebで比較的よく見かけるので、別に珍しくないのかもしれません。ただ「それは正確じゃないよね?」「いや、反論できるよ?」というツッコミをされても文句はいえないレベルじゃないのかなぁとは思いました。*1

ただこれは自分でも

まあ「反論できない」が「Blogなどで引用するのは面倒(あるいは心理的に嫌)だし、はてブ上でIDコールやメタブクマを使うのも嫌だし、相手には評価やコメントが絶対に届くべきだし、届いたら反応すべきだし、その反応は『私が悪かったです。これからは心を入れ替えます!』というものが返ってくるべきだよね」という実装がされた反論サービスがないという意味なら確かにそうなので

「はてブには反論できない!卑怯だ!!」問題 - インターネットください

と前のエントリで書いているのですでにいちおう考慮済みですが。

発信者とブコメは「1:N」の関係になります。発信側は一本の矢しか打てませんがブコメ側はいくつになるかわかりませんし、まともに付き合ったら潰れちゃいます。

はてブコメントの良し悪しについて - Life is Really Short, Have Your Life!!

これは別にはてブに限った話じゃなく、IDやハンドルを持った人がWebで発言する場合は必ずこういう構図になるのでは。IDを取得して不特定多数に発信した時点で1:nの状態は避けられないと考えているのですが、コメント欄に複数人から書き込まれる、トラックバックが複数飛んでくる、そもそも不特定多数が閲覧するという状態は1:nではないのでしょうか?コメント欄などはむしろ「炎上」という「多数から管理できないほどコメントが書き込まれる」という状態になるのは非常に有名だと思うので、なぜはてブに限定するのかが非常に不思議に感じました。

「いや、通常は100も200もコメントが来ることはないじゃないか」という意味なら、「はてブに100や200のコメントが書かれていてもそれにすべて反応・反論する必要はないでしょ?」と思いました。反論する(したい)のは100userや200userの「はてなブックマークさん」という存在(人間)じゃなく、「はてなブックマークというツールを使ってコメントを書いたID○○さんのコメント」ではないですか?だったら実際にBlog等で引用・反論するのは最低の場合1人ですむのでは。(もちろん上限はコメント数と同じですし、全レスする自由もありますが。)

また、単純な量の問題なら「利用者数やコメントが少ない他のSBM*2」や「コメントとトラックバック欄が閉じられたメモとして使われているBlog」で揚げ足取りや茶化す行為がおこなわれるなら別に反論コストは上がらない、ということでしょうか?ツールの問題なのか書かれている中身の問題なのかよくわかりませんでした。*3

ただ反論はともかく「はてブ上では議論がしにくい」というのは文字数制限や機能の問題からそうだと思うので、文字数制限が緩くコメントがツリー型で表示されるBuzzurlの利用者が増えて普及すれば「(日本で)機能によってSBMの使われ方・印象がどう変わるのか」がわかって面白いだろうなぁと思っているのですが、利用者数・コメント数ともはてブにまったく追いつかないのが残念ですね。コメントに直接レスできれば「コストが高い」とか「卑怯だ」とか思われないのか、とか。

*1:別に引用元の人が「そういう意味で使ってる」という意味ではないよ。念のため。

*2:livedoorクリップやniftyクリップなど

*3:ここはコメント欄でのやりとりを見ての感想ですが。

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